10倍株候補「バーチャレクス・コンサルティング(6193)」の事業と今後の見通し

バーチャレクス・コンサルティング(6193)とは

CRMプロセスの導入・構築に係るコンサルティング、システムソリューション提供及びコールセンター等の運営受託業務を行っています。2016年6月に上場で、大株主は金融SIのシンプレクスが約半数を所有しています。

 

2016年11月23日現在

時価総額:35億円

直近売上:38億円

直近経常:2億5000万

 

バーチャレクス・コンサルティングの強み

CRMのワンストップサービス

CRMのコンサルティングから導入して運用までをまるごと自社で行うことで、コストとクオリティが高く評価されている。運用までワンストップで提供しているので、ストックビジネスとして大きく成長しやすい強みがあります。売上高構成比で見ても、コンサルティングとアウトソーシングが50:50の割合で、よく言えばバランスが取れており、悪く言えば地味なビジネスをこつこつと伸ばしているといえます。

 

CRM市場は年8.9%の成長市場

国内CRMアプリケーションの市場規模は現在800億円で年8.9%の成長市場にあります。バーチャレクス・コンサルティングの場合はアプリケーション(InspirX)の販売だけでなく、コールセンター業務のアウトソーシングなども手がけているのでもっと広い市場での収益が目指せます。

2015年の国内CRM市場は、前年比8.9%増、800億8,900万円。セールス/マーケティングアプリケーションが成長をけん引

(中略)

2015年~2020年の年間平均成長率5.3%、2020年の市場規模は1,039億2,300万円と予測

国内CRM市場予測を発表

 

自社パッケージ製品を販売

パッケージ製品を開発して販売しているため、新しく販売してもコストはそれほど増えずに売上だけ上がる仕組みになっています。

コールセンターCRMソフトウェア inspirX(インスピーリ)企業と顧客との関係をより強固に!

 

LINE上でのカスタマーサポートへも乗り出し、電話というインターフェイスの陳腐化への対応も迅速に行っている点は大きく評価できます。LINEでカスタマーサービスが受けられる時代はきっと来るはずで、そのインフラにinspirXが活用されるのではないでしょうか。

 

バーチャレクス・コンサルティングが10倍株になる理由

市場成長+30%

2020年にはCRM市場の成長とともに売上も伸びて+30%は最低限達成すると思われます。2016年の連結業績予想でもほぼ市場成長と同じ割合を出しています。

 

成長企業だがPERはまだ16倍

成長速度が早くなって人気化すればPER32倍も全然ありうる。売上高営業利益率も改善されてきているので、今後海外のソフトベンダー並に改善されれば株価も跳ねる。IBMやオラクルはソフトを内製しているので、スケールした時にコストが比例して増えないため売上高営業利益率が20%〜40%という利益構造になっている。一方で、日立やNTTデータといった日本のベンダーは、人月で商売しているため売上高営業利益率が5%ほどしかない問題がある。IPOによる潤沢なキャッシュで優秀なエンジニアを採用することで、内製の仕組み的な利益構造という強みが生きてくると思われる。

 

バーチャレクス・コンサルティング株式会社:業績ハイライト

 

企業のカスタマーサポートはなくならない

電話→メール→チャット(LINE)とインターフェースは変わってきましたが、カスタマーサポートはなくならないのではないでしょうか?CRMの基本的なところは、やはり電話だろうと、LINEだろうと何も変わらないので、いかにコスパ良くカスタマーサポートを構築すべきかを求めてバーチャレクスコンサルティングに行き着くと思われます。


顧客ニーズは電話からLINE(チャット)という転換期

とくに若い世代ではスマホを持っててもあまり電話なんてしません。電話からLINEへコミュニケーションは移行期にあります。CRM=カスタマーリレーションシップマネジメントの接点が電話からLINEやメッセージングアプリ、Watsonと機械学習を裏に付けたFAQシステムなんかに置き換わるのは時代の流れだと考えています。そこで良い製品・サービスを生み出せるかもしれないバーチャレクス・コンサルティングという立ち位置ではないでしょうか。

 

競合企業ベルシステム24の時価総額は685億

株式会社ベルシステム24ホールディングス

ベルシステム24はコールセンター業務を一括でアウトソーシングする業界大手で、LINEビジネスコネクトにも参入を表明している競合企業です。バーチャレクス・コンサルティングの約20倍の時価総額もある企業で、LINEでのカスタマーサポート争いは正面からぶつかります。逆に言うと、消費者と企業の接点は電話からLINEに移行すると考えれば、この天下分け目の戦いで勝つことができれば10倍どころか20倍は可能だと言えます。

 

LINEビジネスコネクトの合戦は2017年春からですが、すぐにパイの取り合いにはならず、市場を作っていくフェーズが2年〜3年は最低限あると考えています。その間はブルーオーシャンで伸び伸びとお互いに成長するため、市場成長+αの成長が期待できます。

 

カスタマーサポートはソフトウェアで自動化できる

現時点ではWatsonやその他人工知能がカスタマーサポートをできるほどに優秀ではありませんが、近い将来可能になるのはエンジニアの視点から100%だと言えます。自動化されれば、これまでのコスト構造から開放されて、開発力の問題になります。

 

ここで競合のベルシステム24との違いは、バーチャレクス・コンサルティングには自社開発力があるということです。これが吉と出るか凶と出るかは今後の行く末を見守りたいと思います。一つ言えることは、急成長するITベンチャーは競争優位を生み出すコアシステムを内製で作ってきた歴史があって、エンジニアからみても内製は高コストになりがちだけど強いです。

 

バーチャレクス・コンサルティングのリスク

競合が時価総額ベースで10倍以上

競合は大きく2社で、ベルシステム24とりらいあコミュニケーションズです。どちらもコールセンター自体のニーズは横ばいか下降傾向なので、売上減が目立っていました。同じことはバーチャレクス・コンサルティングのコールセンター受託事業で言えるので、ストックビジネス自体が揺らぐのは大きなリスクになります。バーチャレクス・コンサルティングはその間に利益率を改善しているので、他に比べると売上減少の影響が小さかったのではないかとも言えます。

 

シンプレクスが株を手放す可能性も

よっぽどのことがない限り成長分野で、内製のソフトウェアベンダーでもあるので株を手放すということは無いと思われます。しかし、仮に放出された場合は需給が急速に悪化するのでリスクではあります。

 

※くれぐれも投資は自己判断でお願いいたします。