10倍株(テンバガー)を発掘する条件と事業分析の方針について
自己紹介
経営学部卒の28歳Webエンジニア
在学中は4年間で経営・経済・社会などの領域で約1000冊を読書
高校の時から商売と株やCFDをはじめたが、デイトレやスイングは本業に差し支えるので、中期(1年〜5年)の10倍株(テンバガー)投資に切り替え中。アベノミクスでバイオ株を信用2階建てして、1週間で資金が3倍以上になるもピークアウトでいっきに資金が溶ける痛い経験から、大きい信用ポジションは取らないことにしている。また最近ではリスク分散のためソーシャルレンディングで資金の20%を運用中。
10倍株(テンバガー)の発掘計画
発掘計画は過去の10倍株のケースから共通点を抽出し、それに類似する企業を独自に分析することで発掘していく計画です。
10倍株(テンバガー)3つの共通点
- 事業領域が持続的に市場成長していること
- ストック型のビジネスであること
- レバレッジが効く事業であること(IT/金融/不動産 etc)
事業領域が持続的に市場成長していること
何よりもどの市場で戦うかが経営戦略でも超重要です。一世を風靡したブルーオーシャン戦略しかり、市場が成長段階で競争しなくても新しい顧客をどんどん生み出すような市場環境であれば年5〜10%以上の持続的な成長が可能になります。年10%を10年間繰り返せばそれだけで2.5倍になります。まず第1の条件は市場成長が今後10年にわたって期待できることです。
たとえば10倍株・100倍株として名高いヤフーは、ITの市場成長に合わせてサービスをリリースして順調に規模を拡大しています。ヤフーニュースのように顧客にフォーカスして良いサービス・プロダクトに磨いていく力があると、市場成長よりももっと高いパフォーマンスが期待できて、10倍株(テンバガー)になる可能性も高くなると考えています。
ストックビジネスであること
ヤフーの事例を参考にすれば、昔はADSLを安く販売していましたよね。初期導入コストを大幅に押さえることで契約数を伸ばし、継続的収入のドル箱を作って、インターネットに繋がった人たちが見るメディアを作り、広告で売上を立てるという絵に描いたようなビジネスモデルでした。ストックビジネスの良い点は売上に比例してコストが増えないので、売れば売るほど利益が大きくなるメリットがあります。事業側のメリットとしては安定収入が得られるだけでなく、計画が立てやすいので無駄がなくなり、事業が安定すればチャレンジングな事業に投資することも可能になるので、経営の手数が大幅に増えるメリットがあります。だからストックビジネスでなければ継続的に成長するのが難しいと言えます。
レバレッジが効くこと
10倍株(テンバガー)は時価総額が10倍になることと同じです。短期間(1年〜5年)で10倍になるには、事業のKPIのどれかが10倍になる可能性がなければ本来ありえません。その点では、スマホゲーム業界なんかはヒットすれば数百万〜数千万ユーザーを集めることができるのでテンバガー株がいくつか生まれています。他にレバレッジが効く業界は金融と不動産、バイオなんかも対象になります。ディズニーランドの入園者数が10倍になったり、客単価は10倍にならないですが、レバレッジをかけて10倍の不動産を買うことは可能です。
これら3つの共通点(市場成長・ストックビジネス・レバレッジ)から、今10倍株になる可能性がある銘柄を発掘していきたいと考えています。
事業分析のアプローチ
私自身の経営学のバックグランドから、事業がおかれている領域の今後10年程度の市場成長予想を行います。そして、事業がどういう構造で利益を生み出しているかを分析し、ストックビジネスになっているかを判定します。競合の製品・サービスが存在する場合は、その比較と競争優位性の構造的な強みをあぶり出すことで、その企業の価値を考えていくことにします。
2016/11/24推奨の10倍株(テンバガー)候補